「フォーカス」と「ピント」とは、どちらも「焦点」という意味である。
ピントはオランダ語由来でフォーカスは英語とのことだ。
ふーんと思ったが、そもそもなぜ同じ意味なのに言い方が二通りあるのか。
どうでも良さそうなのだが、気になったのでまとめておく。
今回は少々退屈な内容なので短い記事である。

「フォーカス」と「ピント」は、言葉としては僕も両方使う。
ならば使い分けているはずだと自問自答した結果、なんとなく法則が分かってきた。
フォーカス
① 撮影時に人の行動ではないことに対して焦点という言葉を使うとき
例:オートフォーカス
フォーカスモード
フォーカスポイント
② これから行う行動に対して焦点を例える言葉として使うとき。
例:〇〇の話題にフォーカスする。

ピント
① 撮影時に人が取る行動に対して焦点という言葉を使うとき。
例:ファインダーを覗いてピントを合わせる。
意図した場所にピントを置く。置きピン。
② 撮影した写真に対して使用するとき。
例:ピントがずれてボケている。ピンボケ写真。
③ 過去の出来事や既存のものに対して焦点を例える言葉として使うとき。
例:君の話はピントがずれている。
なるほど。なんとなく使い分けがわかってきた。

また、「フォーカス」は英語なので、前段のフォーカス①の例で示したように他の英語と組み合わせてひとつの言葉として使われるが、「ピント」にはそれがない。
※「ピンボケ」は「ピントがボケた」の略のため組み合わせで出来た言葉ではない。

なお、英語では「ピント」は使わないようだ。
僕は英語が出来ないのでDeepLで訳してみた。
ファインダーを覗いてピントを合わせる。→ Focus through the viewfinder.
ピンボケの写真がある。→ Some photos are out of focus.
なるほど。
今回は以上だ。
腑には落ちたが、話のオチは特に無い。
